レストランで掃除しやすいフロアデザイン
デザインコンクリート
デザインコンクリートは、掃除がしやすいフロア素材の代表です。ただのコンクリートとは違い色がついておりおしゃれであるため、飲食店や販売店の床に採用される例が多く見られます。
ペンキを塗りなおすのも容易であるため、メンテナンスが比較的手軽なのもメリットです。デメリットは、フローリングやビニールを張るようなデザイン性の自由がそれほどないことで、基本的には単色のコンクリートか、押し型で模様をつけたデザインになります。
どちらかといえばファーストフードや長居しないタイプの飲食店の床に採用されるケースが多く見られます。大きくない店舗では床に注目されることも少なくなるため、床が無地のコンクリートだとしても問題ないでしょう。
掃除のしやすさが抜群のデザインコンクリートは、見た目にこだわらなかったら最高のフロア素材です。
クッションフロア
クッションフロアは、ちょうど壁紙を床に敷いたようなもので、ビニールタイプの様々な柄を持つものが一般的です。コンクリートほどの耐久性はありませんが、貼るのが簡単で掃除がしやすいため、床のデザインにこだわりたい方によく選ばれます。
最近では遮音性を高めた特殊なフィルムや、下の床板が痛まないように工夫された機能性の高いものも多く販売され、クッションフロアの有用性が高まっています。
ビニールタイプで印刷することでどんな柄でも取り入れられるため、木目調家や大理石風の柄、タイル風のクッションフロア素材もたくさん販売されています。
張り替えるのも容易なため、コンクリートやタイルほどの耐久性がないとしても、 メンテナンスにさほど困らないのも大きなメリットと言えるでしょう。
フローリングやカーペット
フローリングも、飲食店などの店舗で根強い人気の素材です。やはり見た目が温かく、居心地のいい雰囲気を出すのに最適な素材だからです。
耐久性では劣りますが、気が持つ独特の柔らかさや優しい音により、ゆったりとくつろげる空間を演出してくれます。注意すべきは水への耐久性が低いため、水分をたくさん含んだ料理を扱う飲食店にはやはり不向きでしょう。
小規模なカフェや、ペットボトルなどの持ち帰り用でドリンクを扱う飲食店などに採用しやすい素材です。同様にカーペットも、温かい雰囲気を演出するのに最適です。
カーペットは、 フローリングと違いクリーニングすることが可能なため、水に濡れてもさほど問題にならないという利点があります。 それぞれの素材の特徴だけでなく、レストランのデザインや扱う食品を考慮して床の素材を選びましょう。